ラーメン屋の開業について

ラーメン屋を開業して繁盛させ、成功をつかもうと考えている人はたくさんいます。しかし、どんな商売でもそうですが、新しい店を人気店に育てるのはそうかんたんなことではありません。この記事では、ラーメン屋を開業するうえで重要なことについて解説しています。現在、ラーメン屋の開業を本気で検討しているという人は、ぜひ参考にしてください。

ラーメン屋の開業にはいくらお金がかかる?

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ラーメン屋の開業には、どれぐらいのお金がかかるのでしょうか?もちろん、店の大きさや立地などにより費用は異なりますが、一般的な話ということで解説していきたいと思います。

当初に必要な資金

ラーメン屋を開業するための初期費用は、物件の取得、内装工事、厨房設備などを考慮します。これは完全に新規で、20坪程度の物件を取得することから始める場合の初期費用なので、少し多めに見込んでいますが、だいたい1400万円はかかると考えておきましょう。内訳は、物件の取得に300万円程度、内装に800万円程度、厨房設備に300万円程度です。
ラーメン屋は油を多く使うことが多いので、厨房も油脂対策をしておくときれいに使えます。地域によっては厨房に油脂対策をしなければならない場合もあるので、計画段階からチェックしておきましょう。

初期費用を抑えるには、居抜き物件を探すのがおすすめです。お金がかかりがちな内装工事の費用をだいぶ抑えられるでしょう。

そのほかに広告宣伝費や、資格取得費がかかります。ラーメン屋の開業に当たっては、調理師免許は必要ありません。しかし、食品衛生責任者の資格は必要です。講習を受けることでかんたんにとれますがので心配はいりません。また、フランチャイズでの開業をお考えの人は、フランチャイズへの加盟に際し、保証金などが必要になります。ただし、フランチャイズの場合は、最初から本部側がヘルプしてくれるケースもあるので、調べてみるとよいでしょう。

運営のための資金

続いては運営のための資金です。
ラーメン屋を開店してからかかってくるお金は、まず人件費、物件の賃貸料、光熱費などが考えられます。人件費は通常、売上の2~3割を見込みます。ラーメン屋の場合は、人を多く雇って進めるビジネスではないので、人件費はこれだけみておけば問題ないでしょう。

物件の賃貸料に関しては、マックスで売上の1割ほどを見込みます。もう少し抑えられれば理想的です。光熱費は賃貸料の半分程度が目安になるので、売上の0.5割程度をみておきましょう。

ラーメン屋なので、ラーメンを出さなければ始まりません。ラーメンを作るには材料が必要です。原材料費が売上に占める割合は当然、大きくなります。売上の3割が目安ですが、高級食材を使うとこの割合は上昇します。このあたりはこだわりも関わる問題なので、バランスを考える必要があるでしょう。このほかに店の広告にかけるお金を少しみておきましょう。最近はさまざまな広告媒体が選べるので、戦略によっては安く抑えることも可能です。

20坪程度のラーメン屋だと、1ヶ月の売上の目標は600~700万円とすると、人件費は200万円前後、物件の賃貸料は60~70万円程度が目安となるでしょう。すべてを考慮すると、利益が100~150万円程度になるはずです。ただ、フランチャイズの場合は、本部に納入するお金が発生します。パーセンテージで支払うところが多いようですが、方式はどこも異なりますので、フランチャイズでの開店をお考えの人は、事前にチェックしておきましょう。

開業資金の割合は?

初期費用としてだいたい1400万円はかかるとご紹介しましたが、すでにラーメン屋を始めている人たちは、どのように調達したのでしょうか?一般的に、飲食店の開業には少なくとも1000万円程度はお金がかかります。

ラーメン屋を開業する場合、自己資金をある程度、用意する必要があります。これがないと、さすがにお金を借りることができません。目安として、最低でも300万円ほどの自己資金は用意しておきましょう。ただ、自己資金は多く用意するに越したことはありません。残りの約1000万円は、銀行、信用金庫、公庫などからの融資により調達するのが一般的です。基本的にはこの融資されたお金で店を回していくことを考えましょう。

ラーメン屋の開業に必要な手続き

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ラーメン屋を開業するには、食品衛生責任者の資格が必要なことは、すでにご紹介したとおりです。資格としては、これがあればラーメン屋を開けますが、ほかに届出が必要です。

まずは保健所への届出。「飲食店営業許可」がそれですが、実はこの飲食店営業許可は種類が多いため、営業形態に合ったもので届け出なければなりません。先ほどの食品衛生責任者の資格は、この届出が受理されるための条件でもあります。このほか、厨房設備やトイレなど、細かく条件がありますので、事前に保健所に相談しておくとよいでしょう。

大規模な店を開業する場合は、消防署への届出も必要となります。この記事で想定しているラーメン屋の場合は該当しませんが、一応、収容人数が30人以上の施設については、防火管理者の存在が必要不可欠になりますので覚えておきましょう。

そのほか、深夜営業をする場合は警察への届出が必要になりますし、個人事業として事業を始めるのであれば税務署への届出が必要になります。従業員を雇う場合は、それに関わる手続きなども必要です。

ラーメン屋で飲食業を始めるメリット

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ラーメン屋で飲食業を始めようとお考えの人を勇気づける、メリットをご紹介しましょう。

資格がとくに必要ない

ラーメン屋を始めるうえで必ず必要なのは食品衛生責任者の資格だけです。そのほかに調理師免許などは必要ありません。ご自身で調理しようという人がほとんどだと思いますが、資格がないからと誰か有資格者を雇わなくてもラーメン屋は始められます。

比較的安く始められる

ラーメン屋は、数人程度が入れる規模のお店からでも始められます。この記事では20坪程度のお店ということで費用などもご紹介しておりますが、実際は半分程度の規模でも十分にビジネスは始められます。小規模なら、初期費用も抑えられますし、居抜きにすればさらに抑えられます。

自由度が高い

ラーメン屋の店主の中には、厳しい修行を積んだうえでようやく出店を許された…そんな人たちも数多くいらっしゃいますが、実際にラーメン屋を開くうえで修行が必要かというと、そういうわけではありません。好きが高じてラーメン屋を開店させたオーナーはたくさんいます。ラーメンへのこだわりだけではなく、お店の雰囲気も自分で作れます。もちろん、フランチャイズに入る場合は例外です。

ラーメン屋を成功させるには

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ラーメン屋を開店させ、成功させるためには数多くの重要な要素があります。しかし、その中でもおそらくもっとも重要なのは場所選びでしょう。

ロケーション選びは重要

ラーメン屋は、飲食業を始めるという点では、とてもメリットが多いのですが、いかんせん、ライバルが多く存在します。そのため、ロケーション選びはとても重要です。ラーメン屋の多くあるロケーションとしてよく挙げられるのが国道沿いですが、これにはやはり理由があります。車で訪れるお客さんをメインと考えるなら、交通量の多い大きな道に面し、駐車が容易な物件が魅力的です。

一方、繁華街にラーメン屋をオープンさせるのであれば、お酒のあとの客をメインに考え、企業の多く集中するエリアであればランチ需要をメインに考えるとよいでしょう。